NPO法人ソンリッサ様がマーキュリー倶楽部を卒業|代表理事:萩原涼平さんの取り組みを取材
NPO法人ソンリッサ様がマーキュリー倶楽部を卒業します。
マーキュリー倶楽部がオープンし、すぐに会員になってくださった方。
土日関係なく毎日のように作業をしに来ていただいていました。
2022年に入りスタッフも増え、9月には前橋市内に新しい拠点を見つけたそうです!!
今後は地域住民とのコミュニケーションに力を入れていくとのこと。
そんなNPO法人ソンリッサの代表理事:萩原涼平さんにお話をお聞きしました。
自己紹介をお願いします
前橋市出身、28歳、B型。
今はカレーにハマっていて1階のレストランでバターチキンやキーマカレーを食べています。
趣味は映画鑑賞や美術館巡り。
西洋美術の印象派が好きで、コロナ前はよく都内にも足を運んでいました。
あとは将棋や武将、歴史なんかも好きですね。
NPO法人ソンリッサについて
日本の一人暮らし高齢者のうち、4割は2、3日に1回以下、特に一人暮らし高齢者男性になると、6人に1人が月に2回以下しか会話をしていないという調査があります。
昨今の様々な状況により、高齢者は外出しづらく、籠りがちになり、社会との接点を持ちにくくなっています。
私たちが健康でより長く生きていくために最も重要なのは、「社会とのつながり」です。「社会とのつながり」が寿命へ与える影響力は、喫煙や過度の飲酒、運動不足や肥満よりも大きいと言われています。
また社会的孤立や孤独感は死亡率を高め、認知症にもなりやすくなるという研究もあります。「社会とのつながり」や「生きがい」があるだけで、高齢者は健康寿命が伸び、要介護のリスク低下、認知症リスクの軽減になることもわかっています。
私たちは、ひとりひとりの想いを大切にし、その方の生きがいや役割に繋げ、その方にとっての「支え」や社会・人との「繋がり」となりたいと思っています。そうすることで、健康寿命を伸ばし、本人の想いを幸せに繋ぐお手伝いを行います。
マーキュリー倶楽部との出会いは?
2017年、群馬イノベーションアワード「スタートアップ部門」にて入賞しました。
内容は、会話の少ない高齢者の孤独を解消し、「シニアが支え合い笑顔があふれる社会」を目指すための、ビデオ通話型シニア相互会話サービス「EMOTOMO」の発表。
■群馬イノベーションアワード2017年記事
マーキュリー倶楽部の運営会社「株式会社フェアマインド」も同じく群馬イノベーションアワード「スタートアップ部門」にて入賞されていて(2013年)
■株式会社フェアマインド入賞の様子
出場年度は違いますが、群馬イノベーションアワードをきっかけにマーキュリー倶楽部の代表:反保さんと知り合うことになったんです。
そして、マーキュリー倶楽部が新規オープンする際に反保さんから見学に来ないかと連絡があったのがきっかけですね。
意外と長い付き合いなんです。
普段の使い方
基本は事務作業も経理も営業も1人でやっているので、マーキュリー倶楽部は多用な使い方ができて本当にありがたいです。
7works(セブンワークス)は静かな環境なので、書類作成など集中して一気に作業したいときに利用。
コミュニケーションスペース7scenes(セブンシーンズ)では、主にスタッフとミーティングをしたり、今後の作戦会議等に使っています。
7scenes(セブンシーンズ)では他のユーザーさんともお話ができるので、情報交換やお互いの仕事の手助けなどをすることも。
先日はクラウドファンディングに初挑戦する前田さんに頼まれて、原稿作成のお手伝いをさせていただきました。
■クラウドファンディングに挑戦する前田さん
[clink url=”https://mercuryclub.jp/765/present/”]
そのほかにもprogressの石井さんに人生相談にのってもらったり笑
マーキュリー倶楽部に来ると繋がりが増えていくので楽しいです。
あとは会議室も1日1時間まで無料で使えるので、zoom会議やお客様との打ち合わせに使います。
複数人の来客の際にはホテル1階のロビーを使わせていただくことも。
ロビーの利用もマーキュリー倶楽部会員の特権なので、最近は最大限活用してるんです。
マーキュリー倶楽部の良いところ
まずは立地が良いところです。
大型の無料駐車場完備というところが1番のポイントで、自分やスタッフが使うのにも便利ですし、お客様を呼ぶ際も問題なく声をかけられます。
普段取引のある世代の方には、「昔からある格式高いホテル」というイメージで、「あー、あそこね!」とすぐに分かってもらえるので、細かな説明がいりません。
また、県庁や市役所に書類を出しに行くことが多く、ここからだとすぐに行けるのでちょうど良いですね。
あとは、お客様を呼んでホテルのロビーでお話ができるのも魅力。
オシャレな家具が揃っており、シャンデリア等のインテリアも高級感を増しています。
マーキュリー倶楽部のスタッフや、ホテルのスタッフがとても良くしてくれて居心地抜群です!
何で卒業したの?
やはりソンリッサとして「地域密着でやりたい!」という想いが強く、ずっと物件は探していたんです。
そうしたらとても良い物件が見つかって。
前橋市大利根町なんですけど、高齢化率の高い地区があり、ちょうど公民館の目の前にある平家の物件を契約することになりました。
駐車場も広く、高齢者のかたが集まることもできるし、何かあればすぐにこちらから訪問することも可能です。
地域密着でコミュニケーションを取りながら、孤立する高齢者を少しでも無くすことができたらいいなと思って。
この地区は医療福祉大が近いので、学校帰りや事業で立ち寄ることができるんです。
実際今はインターンとして5名の医療福祉大生にお手伝いいただいているので、拠点が移ることにより、そういった学生ともコミュニケーションが取りやすくなると思います。
今後の取り組み
大利根町を拠点とし、地域密着でソンリッサの事業を拡大していくことが目標です。
そして会社の理念である、孤立高齢者の生きがいや役割を見出し、その方にとっての「支え」や社会・人との「繋がり」となっていくことです。
マーキュリー倶楽部の会員様にひとこと
そうですね。
企業が協賛してくれたり、予算を組んでくれて「高齢者向けにサロンをやってほしい」と依頼が来るので、その際に一緒に「地域のシニアの方に向けてイベント」ができればなぁと。
マーキュリー倶楽部の会員さんは様々な職種の方々が集まっているので。
高齢者が健康・元気になれる「ヨガ教室」だったり「スマホ教室」だったり。
また、ソンリッサは2017年に僕がイチから立ち上げた会社なので、NPO立ち上げ・運営についてのノウハウについて、お役に立てるんじゃないかなと思います。
もし事業に興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら気軽にご連絡ください。
[clink url=”https://sonrisa-npo.com/”]
編集後記
今日はNPO法人ソンリッサの代表理事:萩原涼平さんにインタビューさせていただきました。
萩原さんは高校生の頃から、ご自身の祖母の孤独について考え、ボランティアに参加しながら「自分にできること」を考えてきました。
年齢のことはあまり言いたくありませんが、こんな若いうちから地域社会のことを自分自身の問題として考えている人がどれだけいるか。
20代前半で起業し、今までコツコツと積み重ねてきたものがようやく花開こうとしている!
お話を聞いていてそんな印象を受けました。
マーキュリー倶楽部を卒業されてしまうのは少し寂しいですが、萩原さんの活躍が目に浮かぶので、今後が楽しみでありません。
さらにパワーアップして、遊びに来てくださいね♪